予定通り、無事にゴールすることができました!
ドライバー2人、オヤジのジャンプです。
最後のキャンプを撤収。キャンプ場のすぐそばにある「市民の森温泉浴場」でひとっ風呂(昨夜は風呂に入れなかったので……)浴びて、いよいよゴールの大間崎へ向けて出発します!
六ケ所原燃PRセンター
電気、エネルギーについて考えようと呼びかけるのも、この旅のテーマのひとつ。六ヶ所原燃PRセンターに立ち寄ってみました。
原燃PRセンターからは、日本のエネルギー問題にとって象徴的な風景を望むことができます。
日本の石油需要12日分に相当する原油を貯蔵している「むつ小川原国家石油備蓄基地」と、周辺に林立する風車の群れ。近くには、巨大なメガソーラー発電施設もあります。
これは、使用済み核燃料からプルトニウムやウランを取り出す「六ヶ所再処理工場」。
原燃PRセンターの展示は、核燃料の再処理に関するものが中心です。
個人的(寄本)には、近くにいるだけで人が20秒ほどで命を失い、数万年単位での管理が必要なガラス固化体のパワーについて、「安全に管理」としか説明されていないのが気になります。
科学と知性の力で、もっと明るい未来を期待したい、と思います。
名取から女川までドライバー権サポーターとして参加した「せい@気分屋」さんが、さらに一人で旅を続けて、ここまで激励に駆け付けてくださいました!
環境科学技術研究所
六ヶ所村には、エネルギーに関するさまざまな研究施設もあります。
村に入ってからしばしば目にする「六ヶ所村次世代エネルギーパーク」という看板が気になって、環境科学技術研究所に突撃。アポ無しのうえ、この日は国の官僚のみなさんが視察に訪れているというご多忙中だったにも関わらず、施設を見学させていただけることになりました。
※ 通常は2週間前までの事前申込が必要です。
この研究所では「低線量率低線量」、つまり、線量の低い放射線や放射性物質が環境や人に及ぼす影響についての研究を行っているそうです。
こうした研究が必要なのは、再処理工場から、どうしても低線量の放射性物質が排出されてしまうから、とのこと。ご案内いただいた総務部企画広報課の伊藤さん、ありがとうございました。
見学が終わった後で、この旅のメッセージをまとめたプレゼンテーションムービーをご覧いただきました。
すると、ご挨拶させていただいた総務部次長の今田さん(写真左から3人目)は、かつて電力会社で電気自動車の開発にも携わっていらしたとのこと。その電気自動車こそが、日本EVクラブ代表の舘内さんが試乗して感銘を受け、日本EVクラブ発足のきっかけにもなったEVでした。
縁は異なもの味なもの。2013年の日本一周時にも感じたことですが、EVスーパーセブンが秘めている縁結びパワーはあなどれません。
風間浦村
大間はもうすぐ。
太平洋に面した風間浦村の海岸で、EVスーパーセブンの姿を撮影しておきました。
犬の散歩をしていた漁師さんに話を聞くと「このあたりの海岸は、少し南にある尻屋崎の陰になって津波の直撃はなかったものの、北海道から跳ね返ってきた波で被害が出た港もある」そうです。
GOAL!!
大間崎
2018年5月31日17時。無事に、本州最北端の地である大間崎にゴールすることができました。
たくさんの方の応援、見守り、ご参加、ありがとうございました!
急速充電が使えなくなったEVスーパーセブンを迎えに来てくれた別所さん、取材で大間まで来て下さった藤本さんとともに、最北端の宿「海峡荘」で乾杯です。
僕と堤さんの顔がすでに赤いのは、おおむね好天に恵まれた旅の日焼けです。
旅の締めくくりに、本州最北端の碑をライトアップしておきました。
電気自動車普及と賢明なエネルギー社会構築への意思の象徴であるEVスーパーセブンは、まだまだ、これからも走り続けます!